看護師のコールセンターの仕事について

看護師の仕事にコールセンターでの業務があることをご存知でしょうか？実際の職場としては、保険会社や製薬会社、医療機器メーカーなどが挙げられます。

コールセンターでの看護師の仕事は、製品や薬に関する質問、健康相談などが主な業務となり、医療的な意見を求められることになります。患者さんと直接接する一般的な看護師業務とは異なり、お客様と顔を合わせることはなく、声だけで対応しなければなりません。そのため、しっかりと相手の話を聞き取るスキル、そして相手に安心感を与えるための気遣いが求められます。

電話を掛けてくる人は、何らかの問題を抱えており、それに対する答えが欲しくて電話をかけているわけです。問題点をしっかり見抜き、それに対して納得のいく答えを出さなければなりません。実際、医療的な質問を投げられるケースがほとんどであるため、幅広い専門知識を頭に入れておく必要があります。

その他、多くの仕事現場で求められるスキルが2つあります。

まず1つはパソコンを使えるスキルです。基本的に仕事中は、電話応対をしながらパソコン入力をすることになります。話をしながら、スムーズに入力することができなければ作業を進めることは難しいでしょう。

2つ目は、守秘義務を守るということ。個人情報を扱う仕事になるため、しっかりと管理する能力が必要です。仕事場の中にスマホ等の情報機器の持ち込みを禁止していたり、業務外で電話に関する内容を口外することを一切禁止するような職場もあります。

個人情報をかなり慎重に扱わなければならないため、しっかりとルールを守れる人でないと勤まらないでしょう。そうした適正を踏まえた上で、病院以外で働いてみたいと感じている看護師の方は、コールセンターという道を選択してみてもいいかもしれません。ただ、元々病院で働いていた人からすると仕事内容が一気に変わるため、電話対応の仕事の現状はきちんと把握しておいた方がベターです。